メッセージ

2010年11月10日の記事

2010/11/10(水)全日本学生写真連盟

 ラピッドカメラに初めてお目にかかる機会となった撮影会は、中部学生写真連盟の主催でした。聞いた話では、高校生以上が対象だそうです。参加したときはまだ中学生だったかもしれません。高校の先輩に誘われてついて行きました。

 学生写真連盟は、中部地区からスタートしたそうです。愛知県出身の写真家、東松照明氏の肝いりで 1951 年に中部学生写真連盟が発足。翌年には、全日本学生写真連盟が結成されました。氏は当時、愛知大学の学生でした。
 その後どういう経過をたどったか、詳しいことは知りません。Wikipedia の「東松照明」の項目を見ても、この件については一切記述がありませんでした。

 学生という限られた世代の組織だから、音頭をとる人が卒業してしまえば活動は沈滞します。60 年安保から 70 年安保のころは、学生が世の中を動かす力がまだ残っていた時代でした。次から次と音頭をとる学生が現われました。
 今でも各地に学生写真連盟という名で活動しているクラブがあるようですが、全国的な統一組織はないみたいです。

 70 年代になって、東松照明氏は沖縄に居を移します。沖縄返還のころだったと思います。すぐ後に「太陽の鉛筆」という写真集を出しています。
 カメラ雑誌の記事で、沖縄での暮らしを何度か目にしました。新聞を頼んだのに、ちっとも届かないので問い合わせたら、墓場を通るのが怖くて配達の子が嫌がっている・・なんて話が載っていました。

 氏は もう 80 歳です。同時代の奈良原一高・細江英公氏も 80 に手が届きます。写真のデジタル化を当時の「若手写真家」は、どう見ているのでしょうか?
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