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2010年11月27日の記事

2010/11/27(土)結婚式にかける費用

 世の中に不景気感が蔓延して、結婚式にかける費用にも変化が出てきたような気がします。統計らしいものは、毎年リクルートが出す「トレンド調査」くらいですが、毎回それほど大きな変化はないようです。果してそれが実態でしょうか?

 トレンド調査に反映されているのは、ゼクシィの購読者で、アンケート調査に積極的に協力した人たちだけです。2010 年版は、全国で 7,748 人が回答を寄せています。
 どちらかというと、結婚式場やホテルで盛大に結婚式を行なった人たちが中心です。地味婚の人は、アンケートに積極的には協力しないと思います。

 調査結果を見ると、挙式・披露宴・パーティーにかけた費用の平均は、325.7 万円となっています。毎年数万円の差異はあるものの、300 万円台前半というのはここ数年動きません。グラフからは、なぜか伸びる傾向にあるのが見てとれます。
 結婚式にまつわる費用は、当事者の意思で決めるのではなく、ハコの経営方針で決まります。一人当たりの客単価が上がったことが、数字を押し上げているようです。

 その一方で、招待客の人数は微減傾向です。客単価の上昇で招待客を絞ったのか、大家族世代の減少か、統計からはわかりません。平均値は、72.7 人でした。
 披露宴やパーティーを行なった理由は、「親・親族に感謝の気持ちを伝えるため」が1位、「親・親族に喜んでもらうため」が2位でした。
 3位に「友人などに感謝の気持ちを伝えるため」というのがきています。この順位は、ここ数年変わりませんが、「友人などに・・」の比率が伸びています。(いずれも複数回答)

 大家族世代だった親類が減る中で、招待客の数が微減で済んでいるのは、友人・知人を重視する傾向があるからかもしれませんね。
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