2010/11/30(火)スナップ撮影の選択理由
とくに東海地区は、前年よりもプラス 12.4% と大幅アップです。地域性もあるでしょうが、不況感から倹約ムードであることが伺えます。
当然ともいえる「商品内容・プランが良かった」は、全国平均では 33.2% で、「カット数が多かった」(36.9%)の次でした。
首都圏や東海地区では、2位が「商品内容」、3位が「カット数」と、逆転しています。撮影機材のデジタル化で、カット数が多いのが珍しくなくなってきたからだと推察します。ローカルな地域ほど、まだカット数重視の傾向が残っているようです。
カット数は、300~400 カットが全体の 20%(東海地区 23.9%)と最も多く、平均カット数は 425.3(東海地区 385)でした。デジタル化でカット数は増える傾向にあります。
これだけのカット数をどういう形で納品しているのでしょうか?
アルバム形式の設問で、「はめ込みタイプ」というのがここ5年で1割減少し、「デジタル加工」というのが 7% 増えています。プリントをファイルする方式が減少し、オンデマンド印刷のブック形式が増えたのではないかと推察します。
ブライダルフォトのプリントを請け負っている写真店の話では、プリント枚数が減っているそうです。1枚ずつプリントするよりも印刷でブックにするほうが、1カットあたりの単価が安く済むからです。
撮影とデータだけの注文が増えている、とも言ってました。節約志向のしわ寄せは、写真の分野にきているみたいです。