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2010年11月28日の記事

2010/11/28(日)結婚式の衣裳代

 トレンド調査 2010 によれば、結婚式にかかった衣裳代は、花嫁が平均で 42.8 万円、花婿が 15 万円でした。合計すると 57.8 万円です。たまに百万円払った!という声も聞くから、ひとそれぞれだと思いますが、平均ではこんなもんでしょうか。

 衣裳の内容は、ウェディングドレスが 95.4%、カラードレスが 70.9%、色内掛が 22.4%、白無垢が 14.9% でした。花嫁のほとんどがウェディングドレスを着た勘定です。
 お色直しは1回で済ます風潮が強いから、7割がカラードレスで残りが和装ということでしょう。この比率は、ここ数年あまり変化がないみたいです。

 衣裳をレンタルで済ませたのは、ウェディングドレスが 83.4%、カラードレスが 96%、色内掛・白無垢が約 94% となっています。婚礼衣裳はレンタルが主流です。
 冒頭の衣裳代は、ほぼレンタル代とみていいでしょう。1日借りるだけでずいぶん高いですね。

 衣裳屋がボロ儲けをしているのかというと、実態はそうでもないようです。売上の4割から5割をハコが上納金としてピンハネするので、平均 57.8 万円のうち、手元に残る金額は 30 万円前後となります。
 衣裳屋にしても花屋にしても、出入の業者は下請だから厳しい商売ですね。写真屋も同じです。

 花婿の衣裳は、1着のみが 44.5%、2着が 46.6% でした。「レンタルした」が 95.8% だから、それにしては平均金額が 15 万円というのは高い気がします。
 ブライダル業界が寄ってたかって「新郎衣裳は別モノ」に仕立て上げた結果でしょうね。紋服(紋付袴)を着たひとが 32.6% いたから、これが平均単価を押し上げているのかもしれませんが・・・

 トレンド調査のデータを見ても、不況の影響は感じられませんでした。本当にこれが実態なんでしょうか?
 しわ寄せは別のところに出ているのかもしれません。
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