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2008年03月14日の記事

2008/03/14(金)一脚は三脚の一部?

 一脚というものがあります。三脚の脚1本に雲台が付いたやつです。一脚の正しい使い方を知っているひとは、意外に少ないですね。

 一脚は、地面にまっすぐ垂直に立てて使うものではありません。石突を支点にフラフラ揺れて、安定しないからです。一脚は、前に突き出して、自分の二本の脚を足して「三脚」として使います。(一脚がなくても自分は三本足だ!という不真面目なひとはサヨウナラ・・・)

 一脚は、全部伸ばすと、アイレベルよりも高くなるように作られています。前に斜めに突き出して使うためです。もし斜め前に出してアイレベルに達しないものがあったら、それは購入してはいけません。
 雲台は、自由雲台(ボールヘッド)が使いやすいと思います。動く被写体を撮るときは、ストッパーをフリーにしておいて、両手でしっかり構えて使います。一脚は、手持撮影の補助具です。短くたたんで、脇に抱えて使うこともあります。

 一脚を高く掲げて俯瞰位置から撮影すると、面白い写真が撮れますよ。レリーズはセルフタイマーを使います。10秒の間に山勘でフレーミングします。ブレないように、シャッター速度は速めにセットしたほうがいいですね。
 デジタルカメラは、その場で結果が見れますから、ズレていたらやり直します。一脚を地面に垂直に揚げるようにすると、雲台の角度の修正がしやすいです。

 自宅に転がっているのは、VelbonのMUP-3というタイプです。Mark-7の1本脚ですね。結構重くてしっかりしてます。パッキングが2段絞めになっているので、脚の継ぎ目にガタつきがないのが気に入っています。ジッツォもいいけど、この部分のガタは気になりますね。

 余談ですが、Mark-7シリーズのローアングルレバーは、ジッツォそっくりです。どうやらフランスの国内特許らしくて、フランスにさえ輸出しなければ、世界中で堂々と販売できるそうです。
 カーボン全盛の時代ですが、オールアルミの三脚も捨てがたいですね。
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