2008/03/04(火)雛人形のお片付け

 雛人形はもう片付けましたか? 早く仕舞わないとお嫁に行けない!なんて言い伝えがあるようです。
 前回話題の人形屋さんによれば、子供のしつけのために言われだしたそうで、天気のよい日に仕舞うのが一番大事です。1年間は仕舞いっぱなしですからね。防虫剤ひとつについても、何でも入れておけばよい、というものじゃないみたいですよ。
 雛人形の仕舞いかたは、以下のサイトを参考に・・・
 雛人形は、豪華なものをただ買い与えるだけでは意味がありません。お人形や道具を出す-使って遊ぶ-きちんと片付ける、この一連の流れを家族で行なうことが、子供のしつけや教育になります。「高いお人形だから触っちゃダメ!」というのは間違いで、正しい扱いかたを教えて、使って楽しむのが本来の姿だそうです。人形の正しい扱いかたなんて・・知ってる大人は少ないでしょうね。

 節句の行事は、文化的な営みです。行事の歴史的な由来や意味を知らずに、単なる流行を真似するだけでは、文化とはいえません。
 七五三なんかもそうですね。子供写真館がガンガン宣伝するので、行事というより風俗化している感じです。もう年中行事みたいになっていて、いまごろ撮影するひとは、前撮りなのか後撮りなのかよくわからない状態です。年齢も「数え」と「満」のどちらでもよいような風潮です。業者にとっては、そのほうが商売のチャンスが増えて都合がよいようですが・・・

 結婚式も大事な行事です。業者ペースじゃなくて、自分達の人生の節目にふさわしいやりかたを模索したいですね。
http://www.hinaningyou.jp/%3c/a
http://www.kouyou.com/kodawari/koyo_02.html%3c/a

2008/03/03(月)雛人形は女の厄除け

 3月3日は桃の節句です。写真関係者の間では、雛祭りが過ぎると活気が出てくる・・といわれてきましたが、ここ数年は3月になってもちっとも活気が出てきませんね。行事が増えても写真屋さんにプリントを依頼するひとは少なくなりました。

 3月になると息を吹き返すのは、写真スタジオです。卒業式から入学式へと記念行事が続きます。閑散期の需要を少しでも掘り起こそうと、雛人形をスタジオの一角に飾っているのをよく見かけます。いまでは珍しくなった7段飾りの雛人形が多いですね。昔使っていたものを身内から譲り受けたんだと思います。
 日本の住宅事情では、7段飾りはきついですね。1部屋つぶれてしまいます。鯉のぼりが団地のベランダサイズになったように、雛人形もお雛様とお内裏様の二人だけ・・というコンパクトなものがトレンドのようです。豪勢な雛人形の前で写真を撮りたいのなら、写真スタジオに行くことですね。

 知り合いの親戚が人形屋さんで、そこの社長に雛人形のウンチクを聞かされたことがあります。お雛様は、女の子の身代わりで厄除けなんだそうです。赤い毛氈は女の子の厄除けの色で、5月人形の緑の毛氈は男の子の厄除けの色だそうです。男の子のほうが病気になりやすかったので、薬草を意味する緑になったみたいです。旧家には、先祖代々伝わる雛人形がありそうな気がしますが、それは稀だとか・・・
 お母さんの雛人形を娘に譲るというのは、邪道ということになります。新品を売り込むために人形屋が仕組んだ「陰謀」のような気がしないではありませんが、バレンタインデーのチョコレートと違って、それなりの歴史と根拠があるようです。道具類はともかく、せめてお雛様だけでも新調するのが筋・・とかいってました。

 女の子は人形が好きですね。結婚式のウェルカムグッズのなかにも、テディベアや「そっくりさん人形」があります。どう見ても新郎さんの趣味じゃなさそうですから、花嫁さんが好きなんでしょう。
 花嫁さんの「こだわりの一品」です。撮り逃さないようにしないとね。

2008/03/02(日)ゲストへの依頼は写真よりビデオ

 『結婚トレンド調査』を見ていて不思議に感じたのは、スナップ写真よりもビデオ撮影をゲストに頼んだひとが多かったことです。
 スナップ写真を知人・友人に頼んだのは、東海地方で8.5%でしたが、ビデオ撮影は28.7%です。首都圏でも、スナップ写真7.7%に対し、ビデオ撮影は22.2%で、約3倍の開きがあります。

 業者依頼の比率は、スナップ写真が約9割でしたが、ビデオ撮影は7割前後になってました。ビデオ撮影まで予算が回らなかったのか、ビデオよりも写真を重視しているのか、その辺の事情は複雑ですが、素人にビデオ撮影を頼むのは、スナップ写真以上に「冒険」だと思います。
 もっとも最近の式場のビデオ撮影は、天井に吊るされたVTRカメラで撮りっぱなしのものが多く、評判はイマイチよくありません。写真のカメラマンと場所を奪いあいながら、プロが必死に撮影していたころとは、臨場感が違います。値段は高いままですから、素人で間に合わせようという気持ちもわからないではありません。

 どうやら「結婚式を上手に撮る秘訣」というサイトは、写真でなくてビデオの話で展開したほうが利用者は多いみたいですね。それでも「宗旨替え」をするつもりはありません。スチールとムービーでは、映像という意味では同類でも、ベースとなる知識と技術が違います。ムービーは門外漢ですので・・・

 昨日紹介したFUGAのブログに、ビデオの撮り方についての記事が出てましたので、参考にしてください。基本的なことは、ひととおり書かれています。音声のことについて記述がありませんが、「話の途中で切らない!」くらいのことを守ればよいと思います。
「三脚は必需品」はコチラから=http://www.fuga-dress.com/blog/035
 前後がビデオ撮影の話題になっています。
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