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2009年05月07日の記事

2009/05/07(木)小型ストロボを面光源に

 カメラに直接つける外付けのストロボには、いろんな種類のアクセサリーがあります。

 最近はズーム連動式の機種が主流ですが、昔はワイドパネル(拡散板)使いました。ワイドレンズの必需品です。
 照射角度が広くなると、光の到達距離が短くなります。光量を稼ぐために、135フルサイズで35mmまでしかカバーしない機種が多かったので、ワイドパネルを使わないと、画面の隅が暗くなってしまいました。

 発光部に白いハンカチを被せて、光を散らすやり方もあります。光量がかなり落ちるので、近距離でしか使えません。
 面光源にする目的でハンカチを使う人がいますが、ほとんど効果はありません。ストロボのプロテクターの面積にしかならないからです。ふくらみを持たせて被せても面積は しれています。

 小型ストロボを面光源にするアクセサリーは、写真用品として売られています。
 ビニールの風船をふくらませて、発光部の前につけるバルーンタイプは、機種を選ばず使えます。直径が十数センチ程度なので、効果のほどは疑問ですが・・・
 首が振れるストロボにバウンスボードをつけて拡散するタイプもあります。この方式は機種を選びます。反射面積が小さいので、こちらも効果は期待薄です。

 これらの道具は、花などの接写には使えそうですが、人物には無理ですね。モデル撮影会で使っている人をたまに見かけますが、自己満足にしかなりません。
 人物撮影に小型ストロボを使うなら、直径1m程度のレフ板を利用します。2人ペアで、一人が助手になってレフ板を持ちます。反射角を合わせるには、ある程度の経験が必要です。

 この技法は、コマーシャルフォトの野外ロケでよく使われます。直射光のない場所でも光を起こすことが可能です。市販のストロボ用反射板とは、比べものにならないくらい、大きな面光源が得られます。
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