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2011年04月26日の記事

2011/04/26(火)中古のB-CASカード

 デジタル放送の B-CAS カードは、発行会社から借りている体裁になっています。受像機の使用をやめた場合は、発行会社に返却するのが建前です。
 つまり、パネルテレビやレコーダーの中古には、B-CAS カードが付いていなくて当然・・ということになります。

 B-CAS カードの再発行は、申し込めば簡単にできます。発行会社に電話し、中古の受像機を手に入れたことを伝え、メーカー名と機種名を言えば再発行してくれます。
 費用は諸経費込で 2,000 円。代引で郵送されてきます。

 実際には、わざわざ返却する人は少ないから、中古の機器には B-CAS カードがついたままになっていることが多いはずです。2,000 円をケチって、再発行を依頼せずにそのまま使うことも可能ですが・・・

 前の使用者がどういう状態で使っていたかわからない場合は、いくつか注意する点があります。
 例えば、NHK の受信料を払っていなかったとすると、設置した途端に受像機の登録を促すメッセージが出ることがあります。
 地上波の受信料だけ払っていた場合は、一応出ないようにしてあるかもしれませんが、そのうち「復活」する可能性があります。

 有料視聴の BS や CS 放送を受信していた機器だと、自分が契約していないのに見られるかもしれません。前の使用者が廃止手続をしていなかったら、視聴できるでしょう。
 逆に考えれば、契約中の B-CAS をそのまま付けた状態で転売すると、後々自分が困ることになります。買った相手がタダで見える云々より、使用台数に制限がある契約だと、売却した分が「死に番」になってしまいます。

 デジタル放送が視聴できる機器の使用をやめるときは、B-CAS カードを抜くか、放送事業者に廃止手続を済ませておくのが鉄則です。青色のカードはともかく、赤色のカードは要注意です。
 買い換えの場合は、未開封の新品カードと入れ替える方法が有効です。同じ色(機能)のカード同士に限りますが、そのほうが転売しやすいし、再登録の手間が省けます。
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