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2012年02月13日の記事

2012/02/13(月)小学生の卒業袴

 京都へ同行した写真館の奥さんの目的は、七五三ブランド衣裳のほかに、卒業式に着る袴の仕入もありました。なんと小学校の卒業式に着るんだそうです。
 大学の卒業式に女袴というのは常態化していますが、小学校の卒業式に袴姿というのは珍しいですね。聞けば、女の子のほかに男の子もいるんだとか・・・

 さずかに小学生の男子は、一般的な黒の紋付袴が希望だと言ってました。成人式でよく見かけるバカ殿姿みたいな派手な衣裳でなくてよかったですね。小さいころからアレでは、先が思いやられます。
 ただし、この世代の紋服は、扱っているところが少ないのが実状です。中学高校の卒業生だと大人用でもいいのですが・・・

 蛇の道はヘビで、撮影用衣裳を専門に扱っている企業があります。大人用も扱っていますが、どちらかというと子供用がメインです。案の定、11~12 歳用の紋服がありました。
 そこの社長の話によれば、地域によっては需要があるそうです。扱っている店は、宣伝しなくても父兄や児童の口コミで集客できるんだとか・・・

 ほとんどの小学校では制服がないからでしょうね。私服だから服装は自由のはずです。でも、羽織袴や女袴姿の児童が現れたら、学校側はビックリするでしょうね。
 式典できちんと正装するのは間違いではないから、袴姿を禁止するのは理にかなわないし、かといってそういう風潮が広まると、平等を謳う教育上どうかという議論も起きそうです。成人式で振袖を禁止にした、アホな自治体みたいな対応も考えられます。

 こういう問題になると、先生方も含めて学校側に対応能力が欠けているような気がします。卒業式にモーニングコートを着るのは校長先生だけ・・なんて言ってるうちは、式典での正装とは何ぞやを語る資格はないのかもしれません。
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