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2012年02月07日の記事

2012/02/07(火)久々にG2を触ってみる

 AF レンジファインダー機のデジタル版、FUJIFILM X-Pro 1 の話題を取り上げたところで、唯一の「先輩」にあたる CONTAX G システムを引っ張り出してきました。手元にあるのは G2 です。

 触るのは久しぶりですね。一眼レフのほうが使い慣れているせいか、使用頻度はそれほど多くありませんでした。電源を入れてもシャッターが切れません。電池が消耗しているようです。新品の CR2 が2個があったので、入れ換えてと・・・

 随分前に賞味期限が切れた古い電池なのに、リチウム電池は長持ちですね。一応、動きました。
 ファインダーを覗くと、下側に黄色の液晶表示が見えます。このカメラの自動露出は、絞り優先のみなので、シャッター速度だけが表示されます。絞りは自分で決めたから「わかってるでしょ!」というスタンスです。その割には、マニュアル露出のときでもシャッター速度は表示が出ます。

 その左側に距離目盛があって、シャッターを半押しすると、ジッ!という音がして測距離が表示されます。この時点でレンズは合焦位置に固定されます。もし、無限と最短距離と両方にマークが点滅したときは、AF 失敗を意味します。G1 と比べて G2 は失敗の確率が減りました。

 ファインダーは実写画面とほぼ同じ範囲が見えます。28mm は広く、45mm はそのように切り替わります。90mm に換えたときでもその画角になるのは、実像式の特徴で、一眼レフに近い感覚です。
 これが、オールドファンには悪評でした。実写画面よりも広い範囲が見えないのは、一眼レフと同じで、レンジファインダーの良さがないとの言い分です。ライカ M 型を愛用している人はそうでしょうね。

 私は気になりませんでしたが、ついうっかり一眼レフのつもりで構えてしまうのは難点でした。せっかくディストーションのないシャープなビオゴンを使っているのに、光軸のセンターを外したり、パララックスを忘れたりして、悔しい思いをしたことがあります。
 電子ビューファインダーなら、そんな失敗はないでしょうね。
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