2012/02/22(水)コンデジが低調なワケ
25mm 相当のワイドから5倍の光学ズームを内蔵しています。露出モードは、プログラム AE のほかに、絞り優先・シャッター速度優先・マニュアルが選べます。露出補正はもちろん、オートブラケット機能までついています。
ホワイトバランスは、AWB のほかに電灯光などの個別モード、さらにその場の光を手動で記憶させることも可能です。デジイチの普及機と変わりませんね。
使ったことはありませんが、HD 動画も撮れます。
ちょっとカメラをかじった人間が、カタログスペックで選ぶと、こういうのになるわけです。 25mm 相当なんてフィルム時代にはなかったし、露出モードの変更や露光補正ができるコンパクトカメラは高級機でした。
1010 万画素も必要なかったのですが、それが2万円でお釣がくるなんて・・・
それでも不満があります。画質がイマイチな点です。とくに高感度の室内撮影では、画が汚いのが苦になります。あれこれいじってきちんと設定すれば、もっときれいに撮れるでしょうが、何もできない代わりにそこそこ写るカメラのほうが、手軽で便利なような気がします。
ネチネチやらないと写らないコンデジは、スマホに取って代わられるでしょうね。
高画質を望む消費者は、コンデジからレンズ交換式のミラーレス機や高級コンパクト機にシフトしていくと思われます。やはりフォーマットサイズが大きいほうが、画質的には有利です。マイクロ 4/3 より小さいニコン 1 シリーズでも、サチコン管換算で1インチあります。それとレンズが違います。
低価格競争に明け暮れ特徴を失ったコンデジは、消費者に魅力を訴求できずに、今後ますます下降線をたどると予想します。