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2012年02月10日の記事

2012/02/10(金)一向に収まらないフルサイズ待望の声

 フィルムからデジタル式に替わったことで、コンパクトカメラは小さくなってよく写るようになりました。135 フルサイズの呪縛から解放されたのが、大きく貢献していると思います。
 一方で、一眼レフのほうは、まだ呪いが掛かったままです。APSC フォーマットの新製品が出るたびに、「次はフルサイズを期待」という声が上がります。

 マウントをそのまま継承したからでしょうね。135SLR のボディーを流用して、フォーマットサイズの小さいデジタル一眼レフを世に送り出したツケが、ずーっと消えずに残っている形です。
 フィルム時代のレンズがゴロゴロしている人は大勢います。画角がそのまま使えない不満が、いまだにくすぶり続けています。

 レコードと CD みたいに、ソフトもハードもまったく互換性がなければ、こんなことにはならなかったでしょうね。APS フィルムのときはできたのに、デジタル一眼レフではマウントを変えられませんでした。APS の不振がトラウマになったようです。

 PENTAX はまだですが、ほかのメーカーにはフルサイズ機があります。マウントが同じなら、フィルム時代のレンズが使えます。ただし、フィルムと撮像センサーでは特性が違います。大枚をはたいて買っても、きちんと写るかどうかは別問題です。

 フランジバックの短いミラーレス機の登場で、使えるレンズの幅が一気に広がりました。レンジファインダー機のレンズや VTR 用のレンズまでが、マウントアダプターを介して装着できます。
 ミラーレスのフルサイズ機を待望する声は、一向に収まる気配がありません。ライカ L/M レンズや CONTAX G レンズが、そのままの画角で使えれば、多少の出費をしてもいいと思っているユーザーは、結構いるみたいです。
 買った後で落胆しなければいいのですが・・・
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