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2011年06月11日の記事

2011/06/11(土)一眼のステレオアダプター

 普通の一眼レフでステレオ写真が撮影できるアクセサリーがあります。PENTAX ステレオアダプターです。レンズマウントがスクリュー式の時代から売られています。
 フィルターのネジを使って装着するので、マウントの規格は関係ありません。ステップアップリングを使えば、他社のレンズにも取り付け可能です。

 現在売られているのは、D セットというタイプです。フィルター径は 52mm。立体視するための 3D イメージビュワーとセットになっています。
 左右にミラーがついていて、視差のある2画面を同時に撮影する方式です。フィルター径さえ合わせれば、どのカメラにも装着できます。実販価格は1万円前後です。

 ズームレンズでも使えますが、135 フル換算で 50mm が基準です。ワイド側や望遠側では、画面がズレて実用は難しいでしょう。
 ミラーを水平にしないと画面がピッタリ合わないので、その点も注意が必要です。ミラー式はちょっとでも傾きがあると、画面の周辺にいくほどズレが大きくなります。

 50mm の写角を左右に2分割しているから、実際には約 70mm の縦位置で撮ったのと同じ画面になります。広がりのある風景には向かないものの、人物の撮影には適していると思います。
 立体感のある写真にするためには、遠景よりも近くの被写体を狙うほうが有利です。2~3m ということは、やはり人物向きですね。動きのある被写体だから、同時レリーズの強みが活かせます。

 この製品のミソは、立体視用のビュワーをセットにしたことでしょうね。慣れればビュワーなしでも立体視できますが、これがあれば誰でも簡単に 3D が楽しめます。
 昔のタイプがどこかにあったような記憶がありますが、見当たらないところをみると、誰かにあげてしまったかもしれません。あらためて買い直すかとなると、それはちょっと・・・
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