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2011年06月20日の記事

2011/06/20(月)テレビのリサイクル

 古いテレビが処分されずに、各家庭に滞留する事態になるのは、テレビがリサイクル製品に指定されているからです。使われなくなったテレビに処分費用が科せられては、うかつに処分できません。
 小型の液晶テレビなら2~3万円で購入できます。その上にに数千円のリサイクル費用が掛かるのは、いかにも理不尽のような気がします。

 東日本大震災では、津波にのまれた瓦礫処理に便乗して、大量のリサイクル家電が投棄されたといいます。どさくさに紛れての不法投棄はどうかと思いますが、こうした事態を招いたのは、制度上の欠陥があるからでは?

 リサイクル家電をバラバラに解体し、素材ごとに分別して処分すれば、リサイクル費用を節約できます。なるべく資源として再利用できるように、基盤やプラスチックなどをきちんと分別すれば、環境への負荷を減らせます。
 こうした処分方法を実行できる環境は、家庭レベルでは整っていないでしょう。それなりの知識と道具が必要です。

 ある電器店の社長は、朝 店を開けたら表にテレビが1台放置されていただけで、その日の商売は終わっている・・なんてことを言ってました。
 鹿が神の遣いと信じられてたころの奈良の都みたいな話です。家の前に鹿の死体が転がっていたら、こっそり隣の家の前まで移動させたとか・・・ 運が悪いと殺したと疑われて死罪です。

 レアメタルなど資源の枯渇で、家電製品の廃材は「都市鉱山」と呼ばれるようになりました。デジタル家電の話で、白モノではないみたいですが、もっと効率的に回収し再利用する妙案はないものでしょうか?

 例の釣り好きの写真屋の社長は、伊勢湾には不法投棄された冷蔵庫がプカプカ浮いていると言ってました。そのうち沈んで漁礁にでもなればいいのですが・・・
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