2011/07/06(水)短かった新スタジオ
いつまで居られるかわからない物件にお金をかけるのはもったいないと、内装はペンキを塗る程度でした。一般客相手の仕事じゃないから、とくに支障はないはずです。
それでも白ホリは必要だったみたいで、新しく作り直しです。天井面にもアールをつけて、天井高が低いのをカバーしていました。
高校時代の先輩に祈祷師(?)がいて、引越し先の床はヤマブキ色が縁起がいい・・との占いです。それならと、入口付近の一室だけ、床をヤマブキ色に塗装しました。床専用の塗料です。こういうことには精通しているから、自分で調達して自分で塗ったそうです。
ところで、なんでヤマブキ色なんでしょうね。入口付近だけ異様な雰囲気だったような記憶が・・・
今までビルの中だったのが一戸建てに引っ越して、近所の会社や商店から撮影の依頼がくるようになりました。ところが料金が折り合いません。近所の米屋はビックリして帰って行ったとか・・・
電通の仕事とは違うんだよ・・と諭したものの、米屋の撮影だからと手を抜ける性格じゃございません。ライオンはネズミ1匹獲るのにも全力で向かうと言います。
そうこうしているうちに、物件の売却先が決まったみたいで、退去することになりました。2年持たなかったと思います。
ヤマブキ色の床が吉と出たのか凶と出たのか? とくに大きな事件は起きなかったから、吉だったんでしょうね。十数年経った今でも、ヤマブキ色の床の印象だけは残っています。先輩の狙いはこれだったのかも?