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2011年07月24日の記事

2011/07/24(日)地デジのトラブルは録画関係

 いよいよアナログ波停止で、今日のテレビニュースはその話で持ちきりでしょうね。そのニュース番組自体が見られなくなってしまう「地デジ難民」が出るかもしれません。実態が明らかになるのは明日以降です。

 まったく見られないケースは少ないと思いますが、いろんなトラブルが考えられます。1台でも地デジ放送が映っていれば、アンテナなどの受信段階はクリアしているはずです。起こりそうなトラブルは、録画関係だと思います。

 アナログ波の停止は、いままで使っていたアナログチューナーが役に立たなくなることを意味します。アナログテレビのほかに、VHS などのレコーダーに内蔵されているチューナーもアウトです。
 もちろんそれらをコントロールしてきた、リモコンのアナログ系ボタンも、まったく役に立たなくなります。

 難視聴対策でケーブルで受信していた家庭では、アナログ変換でそのまま受信できる場合があります。2015 年までの経過措置ですが、地デジチューナーがなくても、いままで通り受信・録画ができます。
 この方式なら何ら問題がないかというと・・・

 実際には、トラブルが起こる可能性があります。例えば、アナログ式チューナーを内蔵しているパソコンで録画しようとすると、コピーアットワンスの関係でエラーを起こします。
 アナログデッキでは録画できますが、それをパソコンにダビングしようとすると、やはり拒否されます。アナログ変換されていても、元の信号はデジタルなので、コピーアットワンスの情報を含んでいるからです。

 アナログ波の停止は、いままで録画・ダビングが完全フリーだった放送が消滅したと考えるべきでしょう。それと音声信号が FM 波でなくなるので、FM ラジオでテレビ番組は聞けなくなります。
 デジタル放送を自前で受信する場合は、B-CAS カードがないと視聴することができません。ケーブル配信のアナログ信号でも、元はデジタルだということをお忘れなく。
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