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2011年07月11日の記事

2011/07/11(月)写真屋の巨大倉庫

 知り合いの写真屋さんは、店舗兼スタジオのほかに、プライベートな作業場を持っています。鉄骨スレート葺きの大きな建物で、外から見た感じはまるで町工場か倉庫です。
 実際に中に入ってみると、工作道具や作業台があり、写真の仕事とは関係ないものばかりです。アルゴンガスのボンベまでありました。アルミの熔接に使うそうです。

 ここの社長は機械いじりが好きで、車や農機具などの手入は自分でやっています。建物の外にはユンボが置いてあって、ちょっとした土木工事までこなします。
 総合ラボで機械メンテの仕事をしていた関係で、独立して写真屋になりましたが、建築土木の仕事のほうが向いていたかもしれませんね。

 そんな性格からか、得意先は土建会社でした。現場を回って工事写真のフィルムを集め、その日のうちに現像して配達していました。フィルム全盛期には、月に数千本を現像していたそうです。
 儲かったから、趣味のプライベートな作業場を建てられたのでしょう。ちょうどそのころオウム真理教の問題が持ち上がり、周りの人達は「第2サティアン」と呼んでいたとか・・・

 「サティアンとはなんだ!」と、ご立腹でした。「幸庵(さちあん)でしょ」と言ったら、まんざらでもなさそうでしたが・・・
 男には、こういう自分だけの趣味のスペースが必要なのかもしれませんね。それにしてもこの社長は変わっています。

 隣の倉庫を覗いたら、ロングホイールのトラックにジェットボートが載っていました。クルー全員がヘルメットを被って乗る競走用のあれです。100km 以上出るそうです。
 趣味もここまでくると命がけですね。
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