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2011年07月09日の記事

2011/07/09(土)プライベートスタジオ

 コマーシャルフォトから足を洗って身軽になった「酸化セリウム」の先生ですが、やはりスタジオがないと寂しいみたいで、自宅にプライベートスタジオを造りました。

 高校時代まで住んでいた離れに増築する形で、高さ 5m のガリバリウム屋根の新築建物をドッキングです。元からあった離れは、太い梁の木造平屋建てです。
 もうコマーシャルの撮影はやめたのに、スタジオを建て増しするとは、ずいぶん贅沢な話ですね。

 やめたといっても、美術関係の撮影の仕事は続けています。電通など広告代理店の仕事はしないというだけです。自由にライティングできる空間が欲しかったのでしょう。家賃が要らないから、長い目でみれば元は取れると思います。

 新しいスタジオができたと聞いて、コマスタ時代の関係者から「時間貸しで使わせてほしい」と声がかかりました。先生からいくらで貸したらいいか相談があったので、「そんなことのために造ったわけじゃないでしょ」と返事しておきました。「作家活動の拠点にするんじゃなかったの?」

 しばらくしてから、「いやー、いい忠告をしてくれた」と、感謝の電話です。よく考えたらお説のとおりだと、きっぱり断ったそうです。
 コマスタ時代の仕事の関係だけで、個人的な付き合いをしていたわけではないから、相手の都合のいいように利用されるだけです。魂をカネで売っちゃいけません。

 「お前が使いたいときは、いつでも使っていいぞ。タダで」と言ってました。手伝ってやってもいいそうです。お金をもらわなければコマーシャルの仕事じゃない・・ということだそうです。そうこなくちゃ。
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