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2010年09月25日の記事

2010/09/25(土)DP店のフィルムスキャナー

 フィルムスキャナーを持っていなくても、銀塩フィルムをデジタルデータに変換することができます。DP店に依頼すれば、CD-R に焼いてくれます。
 プリントを自家処理している店なら、デジタルプリンターを設置しています。そのスキャナーを使って、プリントせずにデータだけ CD-R に焼いてもらいます。

 ミニラボ機のフィルムスキャンには、4BASE と 16BASE の2種類があります。BASE とは、デジタル画像のサイズです。4BASE で約 150 万画素、16BASE で約 600 万画素となります。機種によって多少違うようですが・・・

 フィルムの現像を依頼するときに、プリントと一緒に CD-R に焼いてもらうのを「同時 CD 書込」と言います。このときのデータは 4BASE となります。
 補正されたデータなので、あとでL判に焼き増しするときには便利ですが、大きく引伸ばすことはできません。

 DP店によっては、この 4BASE しか受付けていない場合があります。BASE という言葉すら知らない店員がいるかもしれません。自店のミニラボ機の機能を知っている店は、意外と少ないのが実態です。

 現像済のフィルムをデジタルデータに変換してもらう場合は、1コマいくらとか、1本いくらという価格設定になります。店ごとにかなりバラツキがあるようです。
 ネットで注文を受けているところでも、1コマ数円から百円程度まで、いろいろあります。ある程度まとまった数を依頼する場合は、見積交渉したほうがいいでしょう。

 知り合いの写真店には、デジタル変換に力を入れるように提案してきました。皆さんわかったような顔をしますが、実際にはほとんど実践されませんでした。
 「紙に焼いてなんぼ」の商売を長年してきたから、目に見えないものでお金をもらうことに、実感が湧かなかったんだと思います。

 機械の能力としてはどこでもできるはずなのに、依頼できる店を探さないといけないのは、何とも情けない話です。
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