2009/05/05(火)傘でバウンス

 パラソルといえば写真機材では反射傘を指します。内側が白か銀色で、光源を反射させて面光源をつくる道具です。アンブレラともいいます。
 構造は普通の傘と同じです。違うのは、張ってある素材と、手で持つグリップがないことです。

 以前から、バウンス用のパラソルと日用品の傘が兼用できたらいいな・・と思っていましたが、そういう製品にお目にかかったことはありません。日用品として使うには、写真用のパラソルは値段が高すぎます。
 せめて、シャフトに溝でも入れて、グリップがつくようにすれば兼用できていいように思いますが、高価なパラソルを雨傘代わりにするのは、もったいないかもしれませんね。

 市販の傘で、写真撮影に使えるものがないか、探したことがあります。
 雨降りのモデル撮影会で、小道具として使えるものは少ないですね。ほとんどの撮影会では、透明のビニール傘を使用しています。色がなくて傘の陰にならないから、一番無難な選択でしょう。値段も安いことだし・・・

 ピーカンの人物撮影で、日陰をつくるために白い日傘を使うことがあります。真っ白というのが なかなか見つからなくて、オフホワイトのものを買いました。日陰は色温度が高いから、すこし黄なりのほうがいいかもしれません。(気休めですが・・・)

 白い日傘は、ストロボのパラソル代わりに使えます。バウンスでもディフューズでも使える薄い素材のものがお奨めです。俗に言う「布パラ」の代用です。
 布パラは、最近では あまり見かけなくなりました。バウンスで使うときに光量のロスが多いのと、ディフューズならソフトボックスのほうが効率がいいからだと思います。

 そろそろ日傘の要るシーズンです。殿方には無用のアイテムですが、撮影に使えそうなものが見つかったら購入しておくといいですね。
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