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2009年06月09日の記事

2009/06/09(火)新郎新婦に全員が挨拶

 インドの披露宴では、全員が新郎新婦のところへ挨拶に行きます。少なくとも500人はいたから、ひととおり挨拶が終わるまでにかなり時間が掛かります。
 舞台の中央に階段状の花道があって、挨拶の順番を待つ人が長蛇の列を作っていました。日本の葬式で焼香の順番を待つみたいな感じです。

 雇われたカメラマンのほかにプレス関係者もいて、カメラとビデオがズラリと並び、新郎新婦はまるでスター扱いです。
 日本人の花嫁が珍しいのか、新聞記者風のひとがゲストの名前を聞いて回っていました。スペルを教えてくれ…というので、「エヌ・エー・ケー・エー…」と言うのですが、発音が悪いのか なかなか通じません。Nは「エヌ」じゃなくて「エン」なんですね。

 インドの公用語は、ヒンディー語のほかに英語など15ほどあります。ルピーのお札には各言語が書かれています。片言でも英語が通じるのは助かりますが、発音がインド訛りと日本訛りなので、いまいち伝わりません。
 Pizzaは日本では「ピザ」で、インドでは「ピジャ」です。ウエイターのオッサンが訛ってただけなのかもしれませんが・・・

 ひと通り挨拶が終わると、今度は家族単位で舞台に上がって、新郎新婦と一緒に記念撮影です。組が変わるたびにカメラとビデオがドッと来て、煌々とライトを照らします。舞台の背景は全面電飾だから、ストロボやライトを当てないと顔が暗くなるんでしょうね。
 インドのビデオ屋と写真屋は、いい商売のようです。カメラを持ってきている人は少なかったから、しっかり売れるはずです。1回の結婚式で、何十組も集合写真が撮れるなんて、日本の写真屋が聞いたら うらやましがると思います。

 遠慮して、一番最後に日本勢が舞台に上がりました。まってました!とばかり、カメラとムービー隊が殺到します。
 ところが、自分のカメラでも撮って欲しいと、皆代わるがわるカメラを差し出します。えっ?もう1台?…これではカメラマンでなくてシャッターマンですね。日本人相手は、ちょっと勝手が違ったようです。
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