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2009年06月21日の記事

2009/06/21(日)純金の限定カメラ

 限定品のカメラには、デザインそのものが限定の場合と、既存のカメラの材質や色を変えたものとがあります。色を変えたものの代表は、ゴールドバージョンです。

 金色には、純金を貼り付けたものと金メッキの2種類があります。金メッキは実用できますが、純金貼りは使うと磨り減るので飾って見るだけです。
 純金貼りのカメラには、展示用のケースが用意されていたこともあります。大抵は桐の箱に入っていました。

 CONTAX RTSの純金貼りが出たときに、メーカー(当時はヤシカ)の人にデモ機を見せてもらったことがあります。白手袋がついていて、素手で触らないようにしてありました。
 恐る恐る見た後で手袋をみると、薄っすらと黄色くなっていました。やはり純金は磨り減るようです。価格は60万円くらいでしたかね。使えないカメラに60万も出すつもりはありません。

 その後聞いた話ですが、関西方面のモデル撮影会で、ゴールドのRTSを使っていた人がいたそうです。せっかく買ったのにひとに見せないで仕舞っておくのはもったいない・・と言っていたとか・・・
 関西人の発想は違いますね。

 PENTAXのLXも純金貼りが出ました。確か84万円だったと思います。もちろんパスです。投資のつもりで2台も買ったカメラ屋さんがいましたが、後で1台売ろうとしたら相場が安くて泣いていました。NTTの上場株みたいなもんです。

 PENTAX LXは、当時の旭光学工業が60周年を記念して出したカメラです(LXはローマ数字で60)。息の長い機種で、ゴールドのほかにチタンボディーも出ました。チタンカラーには2種類あります。

 ひょんなことで、メーカーの人から後期チタンのデモ機を買ってくれと頼まれました。あちこち見せているうちに、モードラと電池のキャップを紛失してしまったらしく、普通のキャップが はめてありました。
 価格を聞いたら いいお値段です。普通の新品を買ったほうがマシ・・と言ったら負けてくれました。チタンなら実用できます。
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