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2009年09月23日の記事

2009/09/23(水)写真から一点モノの絵画に

 デジタル加工の絵画調プリントは、何枚でも複製が可能です。リサイズして大きさを変えることもできます。
 あくまで個人が利用する場合は、複製可能だからといって、価値が下がるわけではありません。1枚しか作らなければ「一点モノ」には違いないからです。

 手で描く絵画は、正真正銘の一点モノです。複製する場合は、もう一度描き起こすことになり、微妙な違いが生じます。
 世界でひとつ・・というなら、写真を元に画家に描き起こしてもらうのが、一番間違いない方法です。似顔絵や肖像画を手がける画家は大勢います。水彩画なら、専用プリンターで出力するのと、あまり値段は変わりません。(画家にもよりますが・・)

 写真から一点モノのウェルカムボードを作っている会社があります。手書きの絵です。同じウェルカムボードを複数作るカップルは、まずいないから、ひとつあれば事足ります。
 サンプルを見たら、二人の似顔絵に文字を組み合わせたイラスト風のポスターが主流です。本物の絵である必要はないように思いますが、やはり一点モノへのこだわりでしょうか?

 写真を元に、そっくりさん人形を作っている企業もあります。
 ウェルカムボードに貼り付ける小さなものから、高さ数十センチのぬいぐるみまで、いろんな種類があります。ボディーや衣装は既製品ですが、顔の部分はオリジナルの手作りのようです。
 ブライダル用は必ず2体ペアだし、衣装代が余分にもらえたりするから、製作する側としては、おいしい仕事ですね。

 知人が、そっくりさん人形(ぬいぐるみ)の工房を経営していましたが、海外縫製が幅をきかせてきて、ずいぶん前に自社製作をやめてしまいました。手仕事は、人件費の安いアジア圏には勝てないようです。

 絵画にしても人形にしても、元になる写真が悪ければ、結果は期待できません。写真の良し悪しがモノを言う世界です。
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