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2009年09月26日の記事

2009/09/26(土)写真をアルバムに整理する

 「こたつでアルバム」という日本的な写真文化が根付いたのは、現像したらすべて写真に焼付する「同時プリント」が関係しています。大量に貯まっていく写真を整理するために、アルバム作りは不可欠でした。

 アルバムには、フリー台紙とポケット台紙があります。フリーアルバムは保存用、ポケットアルバムはストック用と、特徴に応じて使い分けるのが写真整理のコツです。
 同プリのオマケでついてきたミニアルバムで済ます人がいますが、あまり賢明なやり方とは言えません。必要なければサービスを断るくらいの信念を持ちたいところです。
 ミニアルバムは、L判印画紙で3~4枚分のコストがかかります。写真店にとっては重たい負担です。

 結婚式の撮影を頼まれたときは、ポケット式のアルバムにファイルして渡すよう本サイトでは推奨しています。フリー台紙に貼ってしまうと、あとで剥がすのが大変です。フリーアルバムに整理するのは、結婚した当事者に任せるのがよいと思います。
 ポケットアルバムは、一冊に数百枚入るものがお奨めです。5冊組のボックスタイプでも構いませんが、順番がまぎれやすくなります。背表紙に番号をふっておくとよいでしょう。

 バインダー式のポケットアルバムは、中台紙を組み合わせることで、違うプリントサイズの写真をファイルできます。傑作をチョイスしてキャビネ(2L)に引伸ばしたときや、インデックス(一覧プリント)やデータCDを一緒にファイルしたいときに重宝します。
 仕切りのない四切のポケットファイルに、寄せ書きや席次表などを入れておけば、喜ばれること間違いなしです。普通は気にとめない料理の「お品書き」も記念に確保しておきたいもののひとつです。

 それらをどう整理するかは、当事者に任せます。面倒だからとそのままにするひともいれば、スクラップブッキングに挑戦するひともいるでしょう。
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