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2010年08月24日の記事

2010/08/24(火)大型双眼鏡の固定法

 いま手元にある双眼鏡で一番口径が大きいのは、7cm のものです。FUJINON 10x70 だから、倍率は 10 倍、瞳径は 7mm ですね。昔のタイプですが、星の観望には十分使えます。

 あまり使う機会がないのは、三脚に取り付けるアダプターがないからです。10 倍程度の倍率でも、手持ちで空を見上げた姿勢では、短時間しか見ていられません。チョチョッと見たいものだけ見て、すぐにやめてしまいます。
 なんでメーカーからは専用のビノホルダーが出ていないのでしょう? たぶん漁船の操舵室の壁にでも、ぶら下げておく想定だったのでは?

 いろんなメーカーのアダプターを試してみましたが、両目の間隔が調節不能になったり、センターシャフトと合わなかったりして、うまく使えるものはありませんでした。
 一種類だけ、双眼鏡を裏返しにすれば使用可能なものがありましたが、何とも不安定です。もう、自作するしかないですね。

 三脚アダプター云々より、星の観望にはリクライニングシートが一番適しているように思います。回転自由にしておけば、グルリ 360 度、上下の角度も調節できます。椅子に双眼鏡を固定しておけば、方向は椅子で変えられます。
 同じような発想で、椅子を自作した愛好家もいました。でも、形がどこか無骨のような・・・

 リクライニングシートは、自動車のジャンク部品が一番安上がりで高性能です。クラウンやセドリックなどの高級車でも、廃車になれば只のゴミです。ツテさえあれば、安く手に入ります。
 あとは水平回転装置の上に載せて、双眼鏡を固定します。この固定方法が最大の難問です。目の位置はかなりシビアですから・・・

 頭越しに宙吊りにするのがいいかもしれませんね。両手で支えれば、個人差をある程度カバーできるし、何よりも視野が安定します。
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