2011/03/07(月)趣味の自作オーディオ

 天体望遠鏡を自作する人は珍しい存在ですが、自作パーツを販売している所はいつくかあります。「酸化セリウム」の先生が、研磨剤の購入先に「たかはし天文台」を選んだのには、それなりの理由があるようです。
 ホームページを見ると、オーディオルームの写真が載っていました。これですね。先生もオーディオが趣味です。

 アンプやスピーカーを自作するほどではありませんが、パーツの交換は先生自身でしています。真空管がどうのという話はよく聞かされました。 807 とか記号を言われてもさっぱりわかりませんが・・・

 オーディオが趣味で自作するのは、レコードプレーヤーですね。構造がシンプルで複雑な電気回路がないから、工作が好きな人なら作れます。シンプルなだけに、使う材料やパーツにはウンチクがつきものです。
 知り合いの写真館主は、安定した回転を得るために、ベースに木の根っこをスライスした無垢板を使い、糸ドライブ式でターンテーブルを自作しています。カートリッジがどうとか言ってましたが、内容は覚えていません。

 この人は器用で、スピーカーのウーハーも自作しています。既製品のコピーですが、本人は「オリジナルよりも仕上げがいい」と、ご満悦でした。音質のほうはコメントがなかったような・・・

 大口径の天体望遠鏡には観測室がつきものですが、オーディオの趣味にも専用ルームが必要です。中には家自体をオーディオ用に設計する人もいます。自慢のオーディオルームで聞いているのは、演歌だったりして・・・

 クラシック音楽が趣味の人は、結構うるさいことを言うようです。弦楽器と管楽器の位置の関係で、片方の壁にカーテンを引いたほうがいい・・という話を聞いたことがあります。
 右だったか左だったか、忘れました。私の場合はどちらでも同じようなものだから、窓のない壁にカーテンは不要です。

2011/03/06(日)まいった!たかはし天文台

 「酸化セリウム」の先生がガラスの研磨剤を入手した先は、天体望遠鏡の自作パーツを通販している所です。その名も「たかはし天文台」。
 たかはし・・何となく天体望遠鏡を連想させる名前です。

 かの高橋製作所ではなく、そこのブランド「タカハシ」でもない、平仮名で「たかはし」というところがにくいですね。
 愛好家が個人的な趣味でやっているのかと思ったら、ナント!口径 1.2m の大望遠鏡を設置した、本格的な天文台でした。場所は岡山県高梁(たかはし)市です。名前の由来はこれですね。

 ホームページには、最新作の 50cm カセグレン式が紹介されていました。赤道儀も含めて、すべて手作り(自作)だそうです。焦点距離 6697mm F13.4 というのは、普通のカメラ愛好家には想像の域を超えています。
 テスト撮影の写真も載っていました。大口径望遠鏡は、集光力はあっても見え味が甘いものですが、なかなかよく撮れています。目で見たらきれいでしょうね。

 サイトを詳しく見てみると、60cm 鏡も 1.2m 鏡も自作でした。観測ドームは、建設中の写真が載っています。これも自作ですね。直径 4.2m ドームまでは価格表も載っていました。観測ドームの製作も請け負っているようです。

 自称「天文バカボン」のオーナーは、観測機材を作るのが生き甲斐みたいです。でなければ 1.2m の主鏡を自分で磨くなんてことはしないでしょう。サイトには製作方法も詳しく載っています。

 ホームページにこんな一節がありました。
 「このHPを御覧の皆さんの中から今後、日本人で口径1.2~2mを研磨する挑戦者が出て来て欲しいと期待するところです」
 まずいないでしょうね。恐るべし!たかはし天文台。まいりました。

たかはし天文台のホームページはコチラ

2011/03/05(土)望遠鏡の自作

 パソコンを自作する人は大勢いますが、望遠鏡を自分の手で作る人は稀です。
 パソコンの場合は、自作といっても電子パーツを組むだけです。使えるパーツの組合せを知っていれば、そんなに難しくはありません。

 一方、望遠鏡は、教材用の組み立てキットなら簡単に作れますが、主要パーツまで自作するとなると大変です。小口径のものは、低価格の市販品がいくらでもあるから、自作する以上は大口径が狙いです。
 屈折式の対物レンズを作るのは素人では無理です。自分で磨いて作れるのは、反射式の主鏡です。20cm くらいまでの口径なら、何とか自作できそうです。ただし根気が要ります。

 「酸化セリウム」の先生が、引伸機のコンデンサーを磨くのに購入したのは、望遠鏡の主鏡を磨くための研磨キットでした。「酸化セリウム」のあだ名の由来です。
 コンデンサーレンズのキズを補修するだけなので、最終仕上げに使う細かいパウダーさえあれば事足ります。なんでキットごと買ったんでしょうね。しかも 30cm 級の主鏡が磨けるキットです。
 「ひと揃え持っていれば何があっても対処できる」とかなんとか言っていた記憶があります。

 何十年か前は、口径 15cm もあれば「大口径」でした。いまではニュートン式なら市販品で3万円台からあります。しかも赤道儀付で・・・
 精度のほどは期待しないほうがいいと思いますが、素人が自分で作るよりはマシかもしれません。
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