2011/04/29(金)大事なファイルのセキュリティー

 もし、ウイルスに感染してパソコンがハングしたときに、なんとしても保護したいのはデータファイルです。最悪、OS を再インストールするハメになっても、原本のあるソフトは再インストすれば復活できます。でも、ウイルスに感染した可能性のある(あるいは破損した)ファイルは、復元できないことがあります。

 大事なデータファイルは、パソコンの外にも保存しておくのが無難な方法です。そのための選択肢のひとつとして、オンラインストレージがあります。近ごろは「クラウド」と言っているみたいですね。これは、ハードディスクがクラッシュしたときにも有効な保存方法です。

 オンラインストレージには、有償サービスのほかに、無料で利用できるものがあります。大抵は、有料サービス以外に、1~5GB 程度のお試しサービスが用意されていて、それを利用するシステムになっています。
 アクセスできる台数や、一度にアップできる容量などに制限はあるものの、有償サービスと同様の環境が用意されています。これを利用しない手はないですね。

 オンラインストレージを利用するメリットは、データファイルの保護だけでなく、異なる OS のパソコンで、同じファイルが共有できることです。
 特定のソフトに依存するデータは別として、文書やスプレッドシートなどは、共有可能なものがあります。Word や Excel のデータは、Openoffice で開けるし、JPEG などの画像データは、多くのソフトで利用できます。

 こんなことを真剣に考えるようになったのは、ノートで Windows 2000 を使い続けるのが難しい状況になってきたからです。対応するセキュリティーソフトがなくなれば、OS を更新するしかありません。
 ハードスペックからみて、Windows 7 で動かすのは、かなり厳しいようです。LINUX マシンとして再生するとしても、動かないアプリがほとんどです。それでも使いたいデータの中には、共有できるものが多いから、オンライン化するメリットはあります。

 最近になって、LINUX でも利用できるサービスが増えました。Ubuntu が普及してきたからでしょうか?
 そろそろ、Win 2K のノートを LINUX マシンに再生する時期がきたようです。
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