2011/07/01(金)スタジオ設備のプロ
写真スタジオの設計施工ができる人は全国的に少なく、このエリアではその技術者が第一人者です。
プリント出力がうまくいかなくて、日当を払って来てもらおうかと思っていた矢先だったそうです。私がひよっこり訪問したことで、とんだ商売の邪魔をしてしまいました。
彼なら、全国チェーン店のデジタル化を手助けした経験もあるから、一発で解決できたと思います。昇華型のデジタルプリンターを納入した業者は、彼の存在を知らないみたいです。それではモグリ同然ですね。業界外の私でも知っているのに・・・
最近ではエリア外の遠方の工事も請け負っているようです。きちんとした仕事ができる技術者がいないからでしょうね。ストロボメーカーの人は、所詮は営業職です。現場での作業には向きません。困ったときには専門職に泣きつくことが多いとか・・・
彼には、「酸化セリウム」の先生のプライベートスタジオにスクリーンを吊る時にもお世話になりました。行きがかり上、私も手伝いました。高さ 5m の天井にウインチを設置するのは大変でしたが、何とか二人でやり遂げました。
知り合いの呉服屋さんがスタジオを作るときにも設計施工を依頼しました。そこの紹介から、スタジオ設置が次から次と続いて、そのたびにお手伝いです。しんどかったけど、いい勉強をさせてもらいました。
一緒に工事したときに聞いた話では、メーカーや商社で手伝ってくれる人はほとんどいないんだそうです。口先だけのド素人が営業しているようでは、写真業界の行く末は見えてますね。