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2009年10月08日の記事

2009/10/08(木)結婚式の「持込料」

 結婚式には何かと利権がつきまといます。結婚式場は利権の塊です。まず最初に決めるのは、挙式・披露宴会場です。契約した時点で、すべての利権は「ハコ」が握り込むことになります。

 自社以外のところで調達した衣裳や引出物には、持込料を要求してきます。なかには持込禁止にして、利権を独占しているるところもあります。ゲストハウスや互助会系の式場に多いみたいです。
 衣裳にしても引出物にしても、中味を検討するのは会場を決めた後の話です。気に入るものがなくて、料金が高かったら、後悔することになります。会場選びは、細かいところまで比較検討してから決めるのが賢いやり方ですね。

 挙式セレモニーでの写真撮影やビデオ撮影は、ほとんどの式場・ホテルが制限をしています。披露宴まで撮影禁止のところはないと思いますが、ゲスト以外の撮影スタッフを入れる場合は、「持込料」を要求されることがあります。
 写真屋に頼んだのならいざしらず、身内や友人が写真を撮るのにお金を払うのは、バカげた話です。契約時点で、しっかり確認しておいたほうがいいでしょう。この点が成約のネックになると判断すれば、渋々でも認める可能性が大です。

 衣裳の持込を禁止している式場で、規制を緩める傾向が出てきたという話を聞きました。そこが障害になって、成約を取り逃がすケースが増えてきたからだと言います。
 全体の売上からみれば、衣裳の利権は知れています。持込料さえもらえれば、成約したほうが得に決まっています。「嫌なら利用してもらわなくても結構」などと言う強気の式場は、ひと頃に比べて減りました。

 もし、そんな傲慢な言い方をするようなら、さっさと席を蹴って帰ったほうがよさそうです。お客をカモくらいにしか考えていない発言です。こんなところと契約したら、後々ロクなことはありません。
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