メッセージ

2009年10月20日の記事

2009/10/20(火)中判のデジカメ

 マミヤから新製品の中判デジタルカメラ 645DFが発売されます。デジタル専用機としては、2005年12月発売の Mamiya ZD以来です。
 いままでの645Dシリーズは、フィルムバックとデジタルバックを兼用できる設計でした。今回の645DFはデジタル専用で、フィルムは使えません。

 マミヤは、業務用デジタルバックのPhase Oneと、世界的な光学メーカーSchneider-Kreuznachとの協業を発表しています。ZDの撮像板は Dalsa社製でしたが、645DFに装着するデジタルバックは、Phase One社が発表したものと同じです。
 M18(1800万画素)、M22(2200万画素)、M31(3100万画素)の3種類のデジタルバックが選べます。フィルムを無視することで、巻上時間の短縮など諸問題をクリアできたと言います。Phese Oneからも同名のカメラが、9月に発表されています。

 一番安いシステムでも100万円以上します。自動車を買うか?カメラを買うか?の世界です。カメラは車と違って、CMに「子供店長」が登場することはないし、省エネ減税もありませんが・・・(カメラは消費税だけでしたね)
 645DFは一般ユーザー向けではなく、業務用のデジタルカメラです。業務用途でブローニー以下のフィルムは、今後まず需要はないでしょう。

 PENTAX 67Ⅱ、645NⅡは、今年3月に製造中止を予告しています。9月をめどに・・というから、すでに終了しているものと思われます。9月までの半年間の生産予測は、67Ⅱが約250台、645NⅡが約450台となっていました。寂しい数字です。
 PIE2009に参考出品した 645 Digital は、2010年発売予定とアナウンスされています。同時にsmc PENTAX-D FA 645 55mm F2.8も参考出品されていたから、単なるノロシではなさそうです。645の交換レンズは、製造中止になっていないところをみると、本気で出すつもりでしょうね。

 PENTAX 645シリーズは、業務用途というよりはアドアマ層の支持が高いカメラです。交換レンズの普及状況から考えて、一般ユーザーの手の届く価格にできるかどうかが勝敗の鍵を握っていると思われます。
 巷の噂では、米PMAショー2010で発表とか・・・ 来年2月までお預けですね。ところで、キヤノンはPMA2010への出展を見合わせるそうです。発表するタマがないんでしょうか?
OK キャンセル 確認 その他