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2009年10月11日の記事

2009/10/11(日)スライドショーの作成

 紙媒体の写真集のほかに、これから伸びると予想されるジャンルがあります。テレビ画面で見るスライドショーです。大型パネルテレビの普及が追い風となっています。

 スライドという表現は、日本語英語です。リバーサルフィルムの画像をスクリーンに投影する、スライド映写機が語源です。フィルムを装填したキャリアが右左に移動する様子から、「スライド」と名づけたわけです。
 スライドフィルムという言葉は長い間、日本でしか通用しなかったのですが、いまではアメリカでも通じるようになりました。FUJIFILMのVelviaが世界的に使われるようになった影響でしょうか?

 語源は銀塩写真ですが、デジタル時代のスライドショーは、テレビ(モニター)画面で観賞します。静止画だけでなく動画も一緒に編集できるのがミソです。
 手軽に楽しめるフリーソフトも出ています。見栄えをよくしたいのなら、有料のソフトを使えば、かなり凝った編集が可能です。静止画に動きを与えて、動画のような映像が作れます。音楽を入れれば、立派なスライドショーの完成です。

 静止画に動きを与える方法は、画像のズーミングやフェードイン・フェードアウトなどです。画像に浮遊するシャボン玉のような動きを持たせたり、裏表にグルリと回転させたりもします。
 でも、所詮は静止画です。被写体の表情は変わりません。動画を入れることで、よりリアルで動きのある表現が可能になります。

 デジカメの動画機能を活かしたいのなら、スライドショーがお奨めです。静止画と動画の両方をひとつのファイルに編集できます。写真集は、いつでもどこでも見られて便利ですが、動画を入れ込むことはできません。
 写真集の最終頁にデータCDをハメ込んだ体裁のものがあります。これがスライドショーだったら、値打が上がると思います。
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