2012/01/04(水)記念写真は「友達が撮るもの」
狙いはブライダル写真集です。単価が高いので、1冊決まれば売上アップにつながります。
ところがここへきて、写真集の注文が減っていると聞きました。撮影を依頼される件数も、1件あたりの金額も減少傾向で、中には「プリントなしでデータだけでいい」という客まで現れて、様変わりだそうです。
世の中、不景気なのか節約ムードなのか、写真で飯を食っている人達には逆風状態のようですね。
あるドレス屋の話では、出入しているカメラマンが、ブライダルフォトの仕事が減ったと、しきりにボヤいていたそうです。どこで聞いても同じ傾向ですね。
いまや記念写真は「友達が撮るもの」なんだとか・・・
プロの出番がなくなってきたのは、デジカメの高感度化が関係していると思います。いままで難しかった室内でのノンフラッシュ撮影が、誰でも簡単にできるようになりました。
ミラーレス機の登場も影響しています。コンパクトカメラの代わりに使う人が増えました。ミラーがないだけで、機能的には一眼レフ並みの性能のものもあります。
プロとアマの道具の差がなくなり、写り具合も変わらないとなると、写真を撮る行為でお金を貰うのは、ちょっと難しいのでは?
画像データさえあれば、大伸ばしのプリントや写真集が簡単に安くできてしまう時代です。さすがに銀塩プリントの写真集は、個人レベルでは難しいものの、印画紙の優位性も薄れてきました。オンデマンド印刷でよければ、ネット注文で作れます。