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2012年01月11日の記事

2012/01/11(水)ピント外れの検索結果

 ポータルサイトで検索していて、探している目的(キーワード)とはまったく関係のないサイトが表示されることがあります。拡大解釈された類義語や読み替えが原因のようです。
 「写真電気工業 ストロボ」で検索して、「SD フラッシュメモリ」のサイトが次々ヒットしたときには、笑ってしまいました。写真電気工業の略称は SD ですが、ストロボはフラッシュということで、「SD フラッシュメモリ」ですか・・・

 個人が趣味で検索している分にはどうってことはないのですが、広告を出している企業にとっては重大な問題です。関係のないキーワードで広告が表示され、うっかりクリックされてしまうと広告費が発生します。無駄な経費です。
 結婚式のモーニングコートで広告を出したのに、クリックしたのは朝のモーニングサービスを探していた人だった・・なんてこともあり得ます。

 ユーザーにとっても迷惑な話です。自分にピッタリのサイトを探しているのに、関係ないサイトばかりヒットしたのでは、ストレスが溜まります。
 こういう関係ないサイトが表示されるのは、Google が多かったように感じましたが、ここへきて Yahoo! も同じ検索エンジンになってしまいました。

 公取は問題ないとの判断ですが、両方合わせて9割では、誰がどう見ても独禁法違反では?
 広告が別だからというのが合法とする理由のひとつです。でも、広告だけが全てじゃないし、スポンサー広告は無視する主義の人もいます。自然検索欄が同じでは、自由な競争とは言えないと思いますが・・・
 いずれにせよ、2強の検索結果が同じということは、ネットの世界をつまらないものにする一因になるでしょうね。

 リスティング広告については、公取の指摘どおり別々に運営されていますが、入札単価を吊り上げたり、広告費をたくさん払わせようとしたりする姿勢は、どちらも似たり寄ったりです。
 一時問題になった MFO サイトや不正クリックなど、利用者の公平性を阻害する動きには、協力して対処してもらいたいですね。
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