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2012年01月09日の記事

2012/01/09(月)リスティング広告の混乱

 Yahoo! や Google などのポータルサイトで検索していると、広告欄がよく表示されます。一応、小さい字でスポンサー広告であることは表示されていますが、知らない人は検索上位のサイトだと勘違いして、思わずクリックしてしまうかもしれません。

 こうしたリスティング広告は、表示されるだけならお金は掛かりません。クリックされると広告代が課金されます。料金が掛かるのは、もちろん広告主だけです。
 広告代は入札制で、高い金額を入れたサイトが上位に表示される仕組みになっています。地獄の沙汰も金次第・・というやつです。

 昨年 11 月上旬に Yahoo! のシステムが変わりました。広告主が利用する管理ツールが、新しいバージョンに自動更新されました。途端にトラブル続出です。
 管理画面には、広告が何回表示されたか(インプレッション数)や、何回クリックされたか、課金された広告代はいくらかなど、細かいデータが表示されます。この数字に異常が表れました。

 よく耳にしたのは、インプレッション数が激減したという指摘です。入札金額を変更してないのに、同じキーワードで広告が表示される回数が、数分の1に減ったという声もありました。
 広告が表示されにくくなれば、当然クリック数も減少します。Yahoo! に支払う広告費が、一気に少なくなりました。

 広告収入をあてにしている Yahoo! は痛いでしょうが、広告主も機会損失で大打撃です。とくにインターネットで集客している企業は、死活問題でしょうね。
 何故こんな混乱を招いたかは、どうやら検索システムの変更に原因があるようです。Yahoo! Japan の検索エンジンは、1年ほど前に Google と同じになりました。これも関係しているみたいです。
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