2012/01/20(金)過剰な広告には要注意
親父は元商売人だけあって、テレビでバンバン宣伝している企業は疑ってかかるタイプです。あれだけ派手に宣伝しているところをみると、よほど切羽詰まっているか、ボッタクリかどちらかだと言います。
そう言われてみれば、ウサギのキャラクターでバンバン宣伝して、結局潰れてしまった英会話教室がありましたね。潰れる寸前まで宣伝していた広告代金は、おそらく踏み倒しです。テレビスポットを見て信用した消費者は、誰に文句を言ったらいいんでしょう。
俳優を使って派手に宣伝しているサプリメントがあります。リタイアに近い高齢の俳優ばかりだから、そんなに高いギャラではないかもしれませんが、ちょっと異常です。
毒になる成分が入っていなければ、命や健康に別条はないから、効くとか効かないとかだけの問題です。でも、もし効果がないとしたら、けっして安くはない価格です。
昔、どこかの展示会で会った健康食品の販売員は、ご多分にもれず深海サメのエキスかなんかを勧めていました。「ホントに効くの?」と言ったら、「1ヶ月続けてくれたら結論を出しますよ」との返事。
「結論を出す」って、それどういう意味? 結局ダメでしたという「結論」もアリなんでしょうね。薬剤師でもないのに白衣を着ちゃって、格好だけはそれらしく装ってましたが・・・
この手の怪しい商売は、昔は対面式の1本釣りだったのに、いまではマスメディアを使い、派手な宣伝で集客するようになりました。
食べても太らない・・ともとれるようなイメージ宣伝をしていたサプリがあったけど、本当かしら? 「痩せる」とは言っていないから、お目こぼしなんでしょうね。