メッセージ

2012年01月12日の記事

2012/01/12(木)リスティング広告の落とし穴

 インターネットを利用したビジネスが拡大しています。自社サイトを持つことはもちろん、それを知ってもらうための宣伝に力を入れるところが増えました。
 理想は自然検索欄の上位に表示されることですが、なかなかそうはいきません。SEO (検索エンジン最適化)対策を請け負う業者が徘徊しています。

 SEO 業者の多くは、大抵インチキです。Yahoo! も Google も検索エンジンの詳細は公開していないから、こうすれば間違いなく上位になれると保証はできないはずです。それなのに上位掲載を謳うのは、どうみても怪しい業者です。
 サイトの中身を見直し、内容の充実化を提案する業者がいたら、そこは信用していいかもしれませんが・・・

 自社サイトを検索上位に表示させたいなら、リスティング広告が手っ取り早い手段です。表示されるのはスポンサー広告欄ですが、目立つ場所に自社サイトの広告を出すことができます。地獄の沙汰も金次第・・というやつです。
 リスティング広告の利点は、クリックされた分だけ課金されることと、クリック単価を自分で決められることです。いわゆる入札制ですね。

 何かを探しているユーザーが能動的に検索を行ない、その商品やサービスを提供したい業者の広告が、タイミングよく表示されたら、どちらにとってもラッキーです。とくに広告を出す側からすると、ムダのない宣伝方法に見えますが・・・

 この課金制度を狙って、MFO サイトなるものが登場しました。Made for Overture 、つまりオーバーチュア(旧ヤフーリスティング)のための…といった意味のサイトです。この種のサイトには、MFA(Made for AdSense)というのもあります。AdSense は Google でしたね。

 興味のない人が、このサイトでたまたま広告を見つけてクリックしても購買にはつながりません。でも広告代は課金されてしまいます。中には広告とわからないようにカモフラージュしたり、クリックするとポイントが貰えるなどの勧誘方法でクリックさせるサイトもあります。一時はこういう提灯サイトが野放しでした。
 こうした無駄なクリックを予防する方法はありますが、きちんと実行されているケースは少ないようです。
OK キャンセル 確認 その他