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2012年01月14日の記事

2012/01/14(土)不正クリックの代行業者

 MFO サイトは、リスティング広告の本来の趣旨から外れて、クリックさせることだけを目的にした不良サイトです。広告をクリックしてもらうことで、ポータルサイトから分け前が入る仕組を利用しています。

 あたかもそのサイト独自のコンテンツのように装うところもあります。キーワードをクリックすると、実はそれが広告へのリンクで、表示されたサイトの企業には広告費が発生します。調べものをしていた程度の人にクリックされても購買には結びつかないから、企業にとっては無駄な広告費となります。
 クリックするとポイントが貰える・・なんて手口で稼ぐサイトもあるようです。ポイントの原資は、クリックされた企業の広告費です。こうした寄生がまかり通るようでは、リスティング広告ではなくて「リスキング広告」ですね。

 もうひとつリスキーな問題があります。不正クリックです。商売敵の広告を大量にクリックして無駄な経費を使わせ、体力を消耗させたり、宣伝の機会を奪ったりするのが目的です。クリックした側には課金されない仕組を悪用したやり方です。
 同じ IP アドレスからクリックが集中すると、カウントされないようになっているみたいですが、どういう仕組で不正クリックを防止しているかは、Google も Yahoo! も機密事項として公開していません。

 SEO 業者の中には、代行してライバル社の広告をクリックするところがあります。自社サイトのランクアップではなく、他社サイトを蹴落とす提案とは、また随分セコイ発想ですね。
 検索エンジン最適化で実績を上げるのは、なかなか難しい世界です。他社の足を引っ張るのは簡単に実行できそうだから、この業者のほうが本音ズバリで「正直」なのかもしれませんが・・・
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