2011/03/23(水)縁のなかったロッコール

 最初に使った一眼レフはミノルタ SR-1 だったのに、途中で PENTAX SP に乗り換えてしまったので、SR/MD マウントのレンズは1本も手元に残っていません。弟に譲ってから、MC 135mm F2.8 を買い足した記憶がある程度です。

 ミノルタからも 45mm の準標準レンズが出ていた時期があります。MD ROKKOR 45mm F2 です。New MD になる前だから、ロッコールの名前がついています。懐かしいブランドですね。
 50mm F1.4 が3万円、50mm F1.7 が2万円の時代です。45mm F2 は F1.7 よりも2割安い価格でした。

 小型軽量でしたが、パンケーキと呼べるほど薄くありませんでした。どちらかというと、標準レンズの普及品といった位置づけです。低価格志向のアメリカ市場向けに作られたのかもしれません。
 あちらの人は手が大きいから、あまり薄ペラでは使いづらいと思います。各社が F2.8 のテッサータイプで出したのとは、コンセプトが違ったみたいです。

 それでも中古相場は、ほかのパンケーキレンズ並です。ダラ安の F1.4/F1.7 を尻目に、いまだに定価で売られているとは・・・
 それだけパンケーキレンズのコレクターが多いのかも? 実際には5群6枚のガウスタイプで、テッサータイプではないから、小型の標準レンズという位置づけです。

 SR/MD マウントのカメラは、New X700 で終わっています。カメラの AF 化で、ミノルタはαシリーズにシフトしました。いまはソニーが引継いでいます。
 メーカーからは、αマウントに変換するアダプターは出ませんでした。機構的に無理だったようです。無限にピントのこないアダプターはあるみたいですが・・・

 マイクロフォーサーズのミラーレス機が登場してからは、マウントアダプターを介して SR/MD マウントのレンズが無限から使えるようになりました。
 中古を手に入れて、90mm F2 相当で使っている人もいるでしょうね。
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