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2011年10月03日の記事

2011/10/03(月)カメラの縦横変換

 カメラを三脚に載せたときに、不便なのが縦位置で撮影するときです。倒す方向が一方に限定されるし、重心が三脚のセンターから外れます。望遠レンズで回転式三脚座がついたタイプは、三脚に据えたときに重宝します。

 タムロン SP80-200mm F2.8(30A)は直進式ズームで、三脚座が簡単に取り外しできました。手持ちで撮影するとき邪魔にならなくていいのですが、リングの幅が狭くてちょっと頼りない感じです。
 三脚座が外れないタイプは、手持ちのときは座台を上側に回しておくと、手になじみやすくなります。

 スタジオ撮影でよく使われたマミヤの中判カメラは、フィルムホルダーが回転するようになっています。レボルビング機能です。ウエストレベルファインダーの場合は、カメラを倒して使うわけにはいかないからです。デジタルバックでもレボルビングタイプがあります。

 ハッセルブラッド 500CM などの 6x6 判は、縦横変換は必要ありません。困るのは、セミ判のフィルムホルダーを使うときです。
 PENTAX 645 などのセミ判一眼レフは、レボルビング機構はありません。ミラーボックスを大きくとると、ボディーがでかくなるし、製造コストが高くなるからです。
 プリズム式のアイレベルファインダーが主流だから、雲台側で縦位置にするか、カメラ側面のネジ穴を使って縦位置に固定します。

 マミヤからカメラ全体を回転させて縦横変換する装置が出ていました。雲台につけた三日月形のレールの上をスライドさせて、カメラを 90°回転させます。マミヤプレス用だったと思います。縦横変換したときに光軸がずれないよう特殊な形を採用したみたいです。
 名前は確か「レボ雲台」だったと思います。一応持ってはいましたが、スタジオ用なので使う機会はあまりなかったような・・・
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