メッセージ

2011年10月15日の記事

2011/10/15(土)リチウムイオン電池の寿命

 バックアップ用のコイン形リチウム電池を交換したノートパソコンは、AC アダプターを差したままにしておいてもバックアップされないみたいです。交換する前は、シャットダウンするたびに日付が 2002 年にリセットされました。BIOS の日付を直しても同じです。
 おそらく駆動用のリチウムイオンバッテリーでバックアップするようになっていると思われます。こちらのバッテリーは、もう寿命が尽きています。

 使い始めのころは、バッテリーだけで起動し、OS が自動停止するまで使い切る操作を月に2回ほど繰り返していました。
 説明書には、最低でも 30 日に一度は使い切ってからフル充電・・となっています。満タン状態に近いところで使い続けていると、メモリー効果で本来の容量を忘れてしまうからでしょう。

 バッテリー駆動では2時間も持たないので、大事な作業はできません。そのうち面倒なのでしなくなり、常時 AC だけで使っていました。
 自然放電で少し減ってからフル充電を繰り返すのは、電池の劣化を招きます。メモリー効果の問題もありますが、リチウムイオン電池は、満タン状態で放置しておくと劣化が進むからです。AC アダプターのつなぎ放しは、モロこの状態です。(反省)

 完全放電させてから充電するのも電池にダメージを与えます。深い充電は電池によくないと言われています。それでも 300 回くらいは再生できるはずです。ただし実質容量は徐々に減っていくので、使用時間が短くなっていきます。
 リチウムイオン電池を長持ちさせるコツは、満タンにして放置しないこと、深い充電をなるべく避けることだそうです。このあたりがニッケル水素電池と違います。

 ノートパソコンの場合は、作業を終了する前に AC アダプターを外し、電池を2~3割消費させてからシャットダウンするのがベターです。フル充電せずに 80% で止める機能がついた機種もあるようです。
 月に一度くらい使い切ってやれば、メモリー効果の心配はないでしょう。
OK キャンセル 確認 その他