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2011年10月24日の記事

2011/10/24(月)王道のMマウント

 デジタル一眼レフのミラーレス化は、レンジファインダー機の巻き返し・・という指摘を以前しました。ミラーボックスがないカメラでレンズ交換できるのは、まさしくこのスタイルです。

 フィルム式との違いはファインダーです。連動距離計は必要ないから、レンジファインダーという言い方は変ですね。新しい表現を考えないと・・・
 光学式(OVF)と電子式(EVF)のどちらもアリです。両方備えたものもあれば、背面液晶だけのものもあります。デジタル式はライブビューができます。

 FinePix X100 がレンズ交換式だったら・・と思う人は多いのでは? FUJIFILM は、いままでに 135 でレンズ交換式のレンジファインダー機を出したことがないから、独自マウントの実績はありません。(試作品はあったみたいです)
 過去に販売実績があるのは、M42 スクリューマウントと AX バヨネットマウント、135 パノラマの TX マウント、そして中判の G シリーズ用です。G シリーズは、GW 以降はレンズ固定式になりました。GX680 と GX617 は互換性のない新マウントをそれぞれ採用しています。GX645AF 用はハッセルブラッド H-1 に使われています。

 いずれも 135 フルや APSC のミラーレス機には不相応な規格ですが、レンズ交換式カメラの実績とノウハウはあります。M42 以外は独自マウントです。これだけ多くの独自マウントを世に送り出したメーカーは少ないのでは? 巷では、ライカMマウントを切望する声が出ているようですが、果して・・・

 カメラ本体よりもフジノンブランドのレンズのほうが評価が高いメーカーです。ハッセルの 645 はフジノンを採用しています。Mマウントで出せば、レンズも売れると思うのですが、どうでしょうか?

 リコー GXR のMマウントユニットに対する期待の大きさをみても、悪くない選択肢だと思います。ライカとの関係や企業体質を考えると、どうかな?という疑問はありますが・・・
 M9 のボディー厚味は 37mm、X100 は最薄部が 31mm だから、独自マウントでもMアダプターが使える可能性はありそうです。来年の PMA ショーが楽しみです。
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