2010/11/15(月)FDDのないパソコンの修復

 ブライダル関係のショップから、パソコンの調子が悪いと相談がありました。\SYSTEM32 の中の hal.dll ファイルがないか壊れている・・という警告が出たまま動かないそうです。

 Microsoft のサイトで調べたら、こういう警告が出たときは、boot.ini ファイルが壊れている場合が多い・・という記述がありました。
 起動ディスクを立ち上げ、MS-DOS コマンドで修復する方法が紹介されています。それほど難しくはなさそうです。

 メーカーと機種名を聞いて調べたら、フロッピーディスクが使えないのがわかりました。XP のシステムディスクがあれば、CD から立ち上げれば済むことですが・・・
 現場に行ったら、XP のインストール用ディスクがない、と言います。プレインストール機で、リカバリーディスクも自分で作るように指示されたとか・・・

 リカバリーディスクは使えませんでした。大事なデータが入っているので、更地にして再インストールするわけにいかないからです。
 仕方がないので、自分のシステムディスクを使って、修復コンソールを立ち上げました。\SYSTEM32 フォルダーの中を見てみると、本当に hal.dll ファイルが欠落していました。狼少年ではなかったようです。

 USB メモリーに別のマシンからファイルをコピーし、移植して修復しました。ところが今度は、別のファイルがないか壊れていると警告が出ます。またコピペです。
 3回ほどこの作業を繰り返した時点で、ハードディスクにあるシステムファイルのかなりの部分が壊れている・・という気がしてきました。一体いくつのファイルをコピペしなければいけないんだろう・・・

 このハードディスクを修復して復活させるのは、断念しました。次善の策で、データの救済に取り掛かります。
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