2011/07/25(月)アナログは消えゆくのみ?

 アナログ波の停止で、時代の一区切りがついた感があります。デジタル波に変わっただけで、番組の内容が違うわけでなし、画面右上に出ていた「アナログ」の文字と、「あと何日」のカウントダウンが消えただけ・・という人もいそうですが・・・

 ニュースの扱いも小さかったですね。対応済みの人にはもう関係ない過去の話です。ケーブル配信のほうは、アナログの代わりに「デジアナ」の表示が出てました。経過措置で、いずれは廃止されるからでしょう。

 アナログ写真の APS フィルムが、製造打切になったとの発表が今月初めにありました。FUJIFILM は、在庫がなくなり次第、販売をやめるそうです。年内がメドだとか・・・
 1996 年に登場してから、あまり普及しなかったこともあり、それほど大きな反響はなかったように思います。これが 135 フィルムだったら大騒ぎだったでしょう。まだ使っている人は大勢います。

 APS(Advanced Photo System)は、写真のデジタル化が見え始めたころに登場した規格です。いわば銀塩写真の延命策みたいなものでした。
 カートリッジ式のフィルムで、装填が楽だったことから、コンパクトカメラが主流でした。使い切りカメラにも採用されていました。
 それでもレンズ交換式の一眼レフや高級コンパクトカメラも発売されました。いまでも愛用している人がいると思います。

 35mm 映画フィルムをパトローネに詰めた形の 135 サイズと違って、フィルムに磁性体を塗るなど、製造に手間とコストが掛かります。もともと少数派だったこともあり、真っ先に廃盤となりました。思ったよりも早かったですね。

 唯一持っていた新品元封の TIARA ix は、インドへ行ったときに現地の人にプレゼントしたので、いまは手元にありません。2年ちょっとでフィルムがなくなるのがわかっていたら、別のカメラにしたのに・・・
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