2011/03/17(木)戦場カメラマンはレンズ2本

 職業写真家の中で、極限状態で仕事をしている戦場カメラマンなどは、道具としてのカメラやレンズには、自分なりのスタイルが確立しています。機材は最小限にするのが鉄則です。

 必須の望遠レンズのほかに、臨場感を重視したワイドレンズは外せません。もしもに備えて、ボディー2台に望遠ズームとワイドズームを付けて使うのが、平均的なスタイルのようです。
 あとは、ポケットの中に小型機です。万一のときは保険代わりになるし、一般市民に警戒感を与えずに撮影するときには便利です。

 プロらしく135 フルサイズ機のデジイチなら、ワイド系は 16-35mm や 17-40mm、望遠系は 70-200mm や 80-200mm あたりです。
 この組み合わせだと、標準ズームが抜けていますが、小型機で代用するつもりなら、なくてもいいでしょう。

 結婚式の撮影は、標準ズームが威力を発揮します。24-70mm や 24-105mm あたりが使い勝手がよさそうです。気づかれず自然な笑顔を拾うのに、望遠ズームも必要です。
 シャッターチャンスを逃がさないよう、ボディーは2台が理想です。手際よくやれば1台でもこなせますが、万一に備えて、コンデジでもいいから予備機は用意しておいたほうが賢明です。

 スクープ狙いのパパラッチは、超望遠レンズ1本で勝負します。300mm F2.8 いわゆるサンニッパがステータスのようですが、デジイチの高感度化で、1絞り暗い普及型でも十分実用できるようになりました。
 それにしてもサンニッパは高くなりましたね。明るさが倍になると、値段は4倍です。(ダイヤモンドみたい)
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