2009/06/17(水)ティアラvs.デジカメ

 インドの結婚式では、久々にティアラを使いましたが、きちんとほぼ全コマ写ってました。使い慣れないデジカメで、撮り直しを繰り返すよりも確実です。

 使っていて思ったのですが、スローシンクロにしたとき自動的に赤目軽減モードになるのは、やはり問題です。シャッターを押してから露光されるまでのタイムラグが、こんなに長かったのかと、あらためて再認識しました。

 スローシンクロ時には赤目現象が起きやすい・・ということからでしょうか? いま持っているコンパクト型のデジカメも同じ方式です。
 設計者は親切のつもりかしらないけれど、シャッターボタンを押してから、一息おかないと写真が写らないというのは、フラストレーションが溜まります。赤目軽減モードを解除できるような設計にしてもらいたいですね。

 同行の日本人親族は、皆デジカメです。カナダから来た学友もデジカメでした。部厚いカメラだったから、少し前の型かもしれません。
 デジカメに限らず、ズームレンズはいけませんね。自分が動かずにズーミングに頼ろうとします。高感度化と手ブレ防止で、部屋のなかでも何とか写りますが、あまり引っ張るとF値が暗くなってブレてしまいます。

 その点ティアラは、28mm F3.5の単焦点ワイドレンズ付です。アップで撮ろうとすれば近づくしかありません。フットワークとフレーミングが命です。
 ゲストや写真屋がウロチョロするなか、間隙を縫ってベストポジションを探します。頭の中で事前にフレーミングをイメージしておいて、場所が空いたらすぐに移動して一発で決めます。
 被写体に「撮らされた」写真と、自分が撮りにいった写真では、中身の濃さが違うというのが持論です。

 自分のカメラで写してほしいと、よくデジカメを渡されました。腕を伸ばして液晶画面を見ると、四角い枠がポコポコ出てきます。うーむ、これが顔検知というやつか・・・
 カメラがいったい何をしようとしているのかしらないけど、そのまま撮るしかありません。結果は、ちゃんと写っているから大したもんですね。
 デジカメはよく写るけど、想像力が削がれます。ついでに創造力も・・・
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