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2011年12月01日の記事

2011/12/01(木)室内の常用感度は?

 フィルム時代終盤の常用感度は、国内は ISO400 でした。海外では ISO200 が主流だったようです。屋外で 400 はオーバースペックだし、必要ないのに割高なフィルムを使うのは、欧米人の合理主義に合わなかったのかもしれませんね。

 もうひとつの理由としては、感材メーカーの価格戦略もあったみたいです。地域によって種類を分けることで、国際的な価格安定と、生産効率を上げる狙いがあったと聞いています。
 当時は逆輸入品の横行がメーカーを悩ませていました。価格の安い製品を逆輸入してきても、国内の常用フィルムと違えば転売しにくくなります。人種(肌色)の違いで乳剤を変えていたそうだから、対象エリアを絞ることで生産効率が上げられます。

 そんな感材メーカーの苦労も昔話になりました。現在はいつまで生産が続けられるかが課題です。寂しいですね。
 現行カラーフィルムの最高感度は ISO1600 です。デジカメの感度設定を ISO1600 まで上げても、ノイズの少ない高画質が得られるようになれば、高感度の点ではフィルムを使う必要はないことになります。

 手ブレ補正などの新技術もあるし、よほど暗いレンズや望遠系でない限り、ISO1600 なら室内でノンフラッシュ撮影は可能だと思います。
 恐らくカメラメーカーは、ISO3200 や ISO6400 まで自動シフトにしてくるでしょうね。画質的に問題があるようなら、手動でセットするのが無難ですが、実用できるレベルであれば、自動シフトほうが失敗の確率は下げられます。

 コンデジは撮像センサーが小さいので、画質を維持して高感度化するには不利です。必要以上に高画素化を進めたきらいがあります。
 フォーマットサイズの大きなデジイチは、画素数を抑えればまだゆとりがあります。ISO6400 以上の超高感度で、ノイズを気にせず実用レベルの写真が撮れる日が、近いうちにくるでしょうね。
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