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2011年12月12日の記事

2011/12/12(月)AAA蛍光灯の用途

 太陽光に近いとされる高演色性の AAA 蛍光灯は、写真や印刷関係の色評価に使われています。一般用の蛍光灯と比べてみると、確かに違いがわかります。
 日立のカタログに、主な用途が載っていました。

 印刷物などの色検査、写真店、博物館・美術館、店舗の高級品陳列コーナー、呉服店、画廊・美術店、病院の診療室。

 実際にこれらの業種の多くが使用しているかというと、そうでもないみたいです。理由のひとつは、直管の 40W と 20W しかないことです。
 例えば、「高級品陳列コーナー」の照明器具が、事務所と同じ直管タイプの店は少ないはずです。店舗では、使いたくても照明器具の規格が合わないケースが多いのでは?

 蛍光灯のカタログをペラペラめくって、表示されている分光分布図を見ていると、可視光域すべてにわたって光が分布しているタイプが少ないのがわかります。
 見た目は白色でも、含まれない波長域があるわけです。三波長タイプは、三原色部分に大きな山はありますが、あとの波長域は山が低くなっています。
 AAA 管のようなフルスペクトルライトは、ほんの一部だけです。

 AAA 管ほどではありませんが、演色性の高い蛍光灯に AA 管があります。平均演色評価数は Ra90~93。AAA 管の Ra99 には及びませんが、かなり太陽光に近い光源です。
 日立のカタログに載っていた主な用途は・・・
 演色性の良さが要求される色彩関係の作業場、生花店、生鮮食料品店。

 仕事に色評価が必要な事務所や作業場は、三波長よりも AA 管のほうがよさそうです。日立のカタログでは、三波長タイプは Ra84、AA 管は Ra93 になっていました。
 AA 管のメーカー希望小売価格は、三波長と同程度です。まとまった本数が必要な場所なら、こちらを検討してみる価値はあるでしょう。
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