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2011年12月06日の記事

2011/12/06(火)ミックス人工光源の合わせ方

 建築写真で室内を撮る場合、異なる種類の照明が混じっていると、きちんとした発色にならないことがあります。蛍光灯照明がメインで、一部だけ電球が使われている程度なら、蛍光灯の輝線スペクトルを補正するだけでもいいのですが・・・

 フィルムで撮影するときは、まずフィルムのタイプを決めます。一般的なデーライトタイプにするか、写真電球用のタングステンタイプにするかです。
 仮にデーライトタイプを選んだとして、使われている蛍光灯の補正フィルターをレンズ前にセットします。普通はマゼンタにブルーまたはレッドの CC フィルターを組み合わせたものです。(例えば 35M+5B とか 15M+20R)

 デジカメで撮るときは、蛍光灯の種類によってホワイトバランスを手動でセットします。白色(FLW)、昼色光(FLD)、三波長(EX-N・EX-D)など、細かく設定できる機種だと助かります。それか RAW 現像のときに補正するかです。

 もし蛍光灯の種類が混ざっているようだと、少しやっかいです(例えば白色と昼光色)。新築の場合は種類が統一されているはずですが、既築だと混在している可能性が大です。蛍光管を換えるときに写真撮影のことまで考える人は、そう多くはないからです。
 写りに影響のある場所は、管を入れ替えて種類を揃えたほうがいいでしょう。

 きちんと丁寧に写したいときは、電灯スイッチのオンオフで、蛍光灯照明だけのカットと電球照明だけのカットを切り分けます。もちろんそれぞれ色補正が必要です。
 フィルムなら多重露光となります。このとき、露出の配分を変えることで、蛍光灯と電球照明のバランスを変えられます。(これが難解)

 電灯スイッチのオンオフと、フィルター交換、露出の設定変更を何度も繰り返すのは大変です。こういう撮影は、デジタルのほうが楽です。後から画像合成できるし、CC/LB フィルターを用意しなくて済みます。
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