2011/12/24(土)紫外線は厄介者?
その一方、紫外線で撮影した風景写真は、目にした記憶がほとんどありません。画にあまり変化がないのか、撮影技術が難しいのか? きっと面白くもなんともないんでしょうね。
紫外線で撮影して違いが出るのは、花や蝶などマクロレンズの領域です。虫は紫外線を感じるそうです。紫外線で花を撮影すると、虫にしか見えない模様が現れます。密のある場所を知らせるためと考えられています。
どちらかというと、学術的かつマニアックな世界で、栗林慧氏が撮影した、超広角マクロの虫ほどの驚きはなさそうです。
普通の風景写真では、紫外線は邪魔で余分な光です。遠景が白っぽくなるからです。晴天下では UV カットフィルターなどで除去したほうがいいでしょう。
いまどきの撮影機材は、紫外線を通しにくくなっています。ズームレンズはレンズ枚数が多いし、コーティングでも除去されます。ストロボのプロテクターも UV カットになっています。紫外線写真を撮るためには、特殊設計のレンズや専用ストロボ、それと UV だけ透過する特殊フィルターが必要です。
紫外線は日焼けを引き起こし、場合によっては視力障害や皮膚癌の原因になる有害光線です。地球の大気は太陽からの強い紫外線をほどよくカットしてくれます。一般的な写真撮影には余分な光で、ないに越したことはありません。
では、実生活で紫外線はゼロでいいかというと、そうではないそうです。ビタミン D は紫外線がないと活性化されず、骨の形成に影響を及ぼすことが知られています。たまには日光浴も必要なんですね。