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2011年12月18日の記事

2011/12/18(日)写真電球の代用は?

 時代の流れと共にその役割を終えようとしている写真電球ですが、その代用品は何でしょうか? デジタルカメラなら何でも代用できそうですが・・・

 「酸化セリウム」の先生によれば、写真用レフランプに代わる照明はないそうです。色温度が云々ではなく、あの独特のグローブが醸し出す光は、写真電球でなければ得られないんだとか・・・

 フィラメントが発する光は、後ろのレフに反射した分とミックスされて、擦りガラス状のグローブで拡散されます。中央に芯がありながら、照射角全体に広がるグラデーション豊かな光は、ストロボの閃光管で再現するのは難しいと言います。
 先生がテーブルトップのブツ撮りにレフランプを好んで使っていたのは、こうした理由からでした。

 実際に撮影しているところを見せてもらったことがあります。天トレの上にセットした電球の角度を微調整していました。トレーシングペーパーとの距離と首振りの角度で、光を微妙にコントロールします。
 サイドからの光も同様です。「プロはライトのヘリで撮る」と言いますが、電球照明も同じです。レフランプには中央に光の芯があります。トレペ越しでも、それを被写体にモロに向けないのがコツみたいです。「グローブが醸し出す光が・・」と言っていたのは、このヘリの部分のことですね。

 仕事を依頼してきたクライアントには、撮影現場は見せないそうです。使っている照明器具が電球では、お金が貰いにくいからでしょう。
 「どんな高額の照明装置よりもこのレフランプが一番よく写る」と言ってました。

 蛍光灯には芯がないし、LED 照明は指向性が強すぎます。先生の言うとおり、レフランプに代わる照明はないのかもしれません。
 タングステンタイプのフィルムが姿を消しても、レフランプの使い道はまだありそうです。製造中止になる前に、確保しておいたほうがいいかも?
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